第20回・親子現場見学会
親子現場見学会



一般公募した小学生高学年とその保護者のペアを対象とした「親子現場見学会」は、平成7年から開催し、今回で20回目を迎えました。
今回も多数のご応募をいただいた中から30組60名の親子が参加。
新大阪駅から久宝寺駅を結ぶJRおおさか東線の建設工事を見学しました。

鉄道の建設工事現場へ足を踏み入れると、初めて知ることがいっぱい!鴫野駅高架橋の建設現場や寝屋川橋りょうの架け替え工事を見学して、親子でたくさん学んだ見学会となりました。


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参加者は3班に分かれ、それぞれの行程へ出発!はじめに行われた概要説明では、おおさか東線が開業すると、大阪東部・南部方面の地域から新大阪駅まで乗り換えなしで行けるようになることや、新しい駅ができ、いろんな路線とつながることで、私たちの生活がより便利になると教えていただきました。

親子現場見学会
寝屋川橋りょうの架け替え工事の見学では、トラス桁架設の過程を教えていただいたあと、実際に橋にあがって説明を受けました。 造られた巨大な橋を、最終的には横に移動させて既存の線路とつなぐ話を聞いて、そのスケールの大きさに驚きました。

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親子現場見学会 その後、鴫野駅から放出駅に向かう乗り越し高架橋の工事現場を見学しました。 電車が通るたび、安全を確保するために工事を中断して、効率が悪くても安全に細心の注意を払って施工していることを学びました。


乗り越し高架橋の工事現場から下を見下ろすと、約50年前に造られた鴫野駅の盛土の跡が見えました。
そして、橋脚の横を歩いてその大きさを実感しながら、鴫野駅へ移動しました。 鴫野駅では、実際使われているプラットホームに入らせていただいて、既存のプラットホームを使用しながら、新たなプラットホームを増設する方法を学びました。
参加者からは、「日ごろ目にする建造物がどのようにして造られるのか教えてもらえる貴重な時間だった」「初めて鉄道の建設工事を見学して、おおさか東線の全線開業が待ち遠しくなった」等の声が聞こえました。

親子現場見学会

■初めて工事現場に入れたのが楽しかったです。(小学6年生・男)

■線路をつくるのに、電車と電車の短い間や夜間にしかできないことに驚きました。(小学4年生・女)

■橋をつくって、横にずらすことに驚きました。(小学6年生・男)

■ふだんは何げなく通っている橋も、つくるのにすごく時間がかかることを初めて知りました。(小学5年生・女)

■高架橋の建設現場を見たことがなかったからいい経験になりました。電車の安全を確認してから作業をすることは知らなかったです。(小学6年生・女)
■とても丁寧にきっちり仕事をされていると感じました。(40代・女性)

■働いている人たちが、自信を持って楽しんで仕事をされている姿をとても強く感じました。楽しい見学会でした。(40代・男性)

■色々な会社の方が一緒になり、仕事をしている姿がかっこよかったです。(40代・女性)

■安全対策(列車通過時の合図・作業の一時停止等)や整理整頓で作業場がきれいだったことが予想以上でした。(40代・男性)

■普段何げなく利用している鉄道ですが、線路・駅・橋をつくるのにすごく手間がかかる、大変な作業だと思いました。完成したら早速おおさか東線に乗り、新大阪まで行きたいと思います。(40代・女性)
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