令和3年度土木委員会現場見学会

建設業界では、デジタル技術やデータといったインフラDX推進により、設計から維持管理までの各工程が高度化する他、業界・職員の働き方改革が進み、安全性や生産性の向上など様々な課題の解決や、業務の効率化の改善に繋がることが期待されています。  大阪建設業協会・土木委員会では、最新技術を学び、日頃の業務を役立てることを目的に、近畿インフラDX推進センターの見学会を、令和4年2月8日・25日に開催しました。










多様な業種・分野で、ますます注目度が高まっているDX(デジタルトランスフォーメーション)ですが、インフラ分野でも取り組みが本格化しており、インフラDXを推進していくためには、データの重要性を理解し、デジタル技術を活用できる人材が不可欠です。そのため、2021年4月1日に、官民の人材育成や最新技術の情報発信の拠点として、近畿地方整備局が全国に先駆けて整備されました。







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迫力あるマルチスクリーンディスプレーとタッチスクリーンを備え、BIM/CIMやICT施工、非接触(リモート型)の働き方推進等、様々な情報が発信できる研修ルームです。
 マルチススクリーンに映し出される動画を基に、施設の概要やBIM/CIMについて説明を受け、インフラDX推進の取り組み背景や内容を分かりすく理解でき、受発注者一体で進めていくことが重要であると感じました。





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 マルチスクリーンディスプレーと4台のタッチスクリーンを備え、BIM/CIMやICT施工等を体験できる研修ルームで、タッチスクリーンに映し出された3Dデータを実際に触ってみて、操作性を確認できます。
 図面操作をする際、想像以上の滑らかな動きに驚きました。また、詳しく知りたい場所を拡大したり、様々な角度から捉えることができ、3次元データを扱えることのメリットを実感しました。





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 ドローンで撮影したデータを3Dデータに加工した技術を体感できる研修ルームです。タッチスクリーン液晶ディスプレイの体験設備を備えており、ウェブ会議もできます。
 実際の形状の高さや幅の情報を見える化でき、調査・設計等の作業効率化に繋がる3次元点群データに触れることができました。
 併せて、VRを用いて、VRプロジェクターと平面プロジェクターで360度の新技術も体感できます。
 阪神なんば線淀川橋梁改築事業で地元住民への説明時に作成されたVRデータを、360度で確認でき、現場の地形がかなり詳細に再現されることで、2次元の図面よりも想像しやすいと感じました。





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 無人化施工機械を操作できる機器とマルチモニターを備え、実際にバックホー等の建設機械を遠隔操縦できます。
 遠隔操作機械について説明を受けた後、操作の模擬体験を行うため、小型バックホーを遠隔リモコンで実際に操作する体験をしました。
 はじめは操作が難しく苦戦しましたが、慣れていくと操作のコツが次第に分かるようになり、楽しく感じました。また、無人化施工機械は人が入っていくような危険な災害被災現場での活用が想定され、操縦をできるオペレーターの育成は大切であると感じました。





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  【近畿インフラDX推進サイト】
     https://www-1.kkr.mlit.go.jp/plan/infra/index.html
    大阪府枚方市山田池北町11-1
    TEL.072-856-1941(代)
    アクセス/京阪電車「枚方市」駅またはJR学研都市線「長尾」駅から
    京阪バス「山田池団地」下車徒歩約2分