耐震補強の改修事例

鉄骨構造部を耐震補強

−改修前−

−改修後−


■ 建物の概要 ■
建物用途   銀行 
構造   鉄筋コンクリート造および鉄骨造
規模   地上5階
延床面積   3,427.0u
竣工年   1965年 

 

■ 改修の概要 ■
改修の背景   地震時に、銀行としての機能が停止することなく、業務が早期に再開し、混乱を回避させることができるよう、耐震補強が計画されました。
改修の目的   建物の耐震補強を行なう上で、5階鉄骨造部分の補強は鉄骨フレームを組み、建物の安全性を高めることとしました。
工事の期間   1996年6月〜1997年3月 工期10ヶ月 (築後32年)

 

■ 改修の内容 ■
既存鉄骨山形ラーメン構造の内側に、新たに鉄骨の架構(ラーメン構造)を設けました。新規の架構の柱脚および既存鉄骨柱・梁との継手については、既存躯体との取り合いならびに作業性を考慮し、形状、位置を決定しました。。

 

■ 施工の概要 ■
施工の方法

鉄骨は室内での組立て作業であり、大型の揚重器具が使用できないため、人力による作業で行ないました。既存鉄骨トラスの耐火被覆がモルタル塗りのため、新設鉄骨梁とggggの取合い部分で被覆モルタルの除去が必要となりました。

施工上の留意点

鉄骨図作成にあたり、寸法は実測にもとづくことが大切です。

鉄骨ピースの大きさは、搬入ルート、取付部分の作業スペースの大きさ、および作業性を考慮に入れて決定する必要があります。 

 

■ その他 ■
改修の効果

建物全体の構造的なバランスを考慮に入れて、既存構造体の特色を生かした耐震補強を行ない、建物の安全性を高めました。