事務所ビルの改修事例

大型陶板を用いた「カバー工法」による改修

<仕様:タイル貼り>

改修前

<仕様:大型陶板貼り>

改修後


■ 建物の概要 ■
建物用途  
事務所
構造  
鉄骨鉄筋コンクリート造
規模  
地下2階、地上10階
延床面積  
9,091.9u
竣工年  
1977年

 

■ 改修の概要 ■
改修の背景   外壁が磁器タイル貼(100×210×15、 フランス貼 深目地)の事務所ビルで、タイルの浮き、クラックについてタイルの貼替え、樹脂注入の処置を施してきましたが、将来的なメンテナンスについても考慮し、外装の改修が計画されました。
改修の目的   既存外壁のタイルについて、将来にわたる剥落防止対策を施すとともに、 単なる外壁更新ではなく、景観地区にふさわしいファサードとして、街並みの景観に寄与することをねらいました。
工事の期間   1998年11月〜1999年3月 工期4ヶ月 (築後21年)

 

■ 改修の内容 ■
既存タイルの剥離、剥落対策として、外装タイルを新しい被覆材でカバーすることにしました。被覆材
としては、アルミパネル、大型陶板、ガラスカーテンウォール 等が考えられましたが、採用にあたり外観をシミュレーションし、また、メンテナンスおよび耐久性を考慮した結果、大型陶板を使うことにしました。
アルミパネルの場合 ガラスカーテンウォールの場合
外観のシミュレーション

施工状況

 

■ 施工の概要 ■
施工の方法

工事は外部足場を使って作業を行ない、既存タイル壁面にアングル材で取付用の下地を組み、大型陶板を取付ました。

施工上の留意点

金融機関がテナントとして入居しており、外部足場の足元まわりについては、鋼製の万能板で囲い、登り口の施錠等、防犯対策に万全を期しました。 

 

■ その他 ■
改修の効果

外装タイルの剥落による災害の防止と、将来にわたりメンテナンスにかかる労力、費用が軽減し、外装についても大幅なイメージアップがはかられました。
大型陶板の特徴

大型陶板は半永久的な材料であり、汚れが目立ちにくく、他の材料に比べ、比較的安価な材料です。また、大型陶板はタイルのもつ質感があり、既存外壁がタイル貼りの場合、既存の外観のイメージを残すことができます。